「切る」か「切らない」か。効率性と原本保存を両立させるスキャン方法の使い分け
書類をスキャンする方法には、冊子やバインダーをバラバラに切り離して高速で読み取る「裁断(ドキュメント)スキャン」と、本や歴史的資料をそのままの形で1ページずつ読み取る「非破壊(ブック)スキャン」の2種類があります。コストや納期、そして何より「原本をその後どうしたいか」によって、どちらを選ぶべきかは180度変わります。自社の書類がどちらに適しているかを見極めるチェックポイントを紹介します。
コストを抑えて大量にデータ化するなら「裁断スキャン」。社内文書や過去のカルテ向け
ホチキスや綴じ紐を外し、背表紙を裁断してシート状にできる書類であれば、裁断スキャンが圧倒的におすすめです。業務用の高速自動給紙スキャナ(ADF)を通すことができるため、短期間で大量の書類を低コストでデータ化できます。スキャン後に原本をそのまま廃棄・溶解処理しても問題ない書類は、すべてこちらが適しています。
世界に一冊のノートや契約書は「非破壊スキャン」。原本を傷つけずに残す技術
創業者の日記、職人の秘伝書、特許の初期スケッチ、あるいは製本された重要契約書など、「バラバラに解体することが許されない書類」には非破壊スキャン(オーバーヘッドスキャンやフラットベッドスキャン)を採用します。原本に負荷をかけず、見開き状態の歪みをデジタル技術で補正しながら高精細にデータ化。原本の資産価値を100%守りながら、情報だけを安全にデジタル空間へ引き出せます。
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