ペーパーレス稟議をスムーズに通す。上司を納得させる「スキャン外注費用」の費用対効果(ROI)の算出法

「予算がない」を突破する。目に見えない紙の維持コストを数字で可視化するロジック

「社内のペーパーレス化を進めたいが、外注見積もりを上司に出したら『高い、社内でやれ』と却下された」——これは多くの総務・DX担当者が直面する壁です。上司を説得するためには、単にスキャン費用を見せるのではなく、紙をそのまま放置することで発生している「隠れたコスト」を数字で提示する必要があります。稟議書にそのまま使える、費用対効果(ROI)の具体的な計算ステップを紹介します。

「書類を探す時間」は年間数十時間。人件費のロスを利益に変える発想

ある調査では、ビジネスパーソンは1日平均約20分、年間で約80時間近くを「書類を探す時間」に費やしていると言われています。社員が50人いれば、年間4,000時間が書類探しのためにドブに捨てられている計算になります。これを各社員の時給に換算するだけで、外注スキャン費用は「単なる出費」ではなく、「業務効率化によって数ヶ月で回収できる未来への投資」であることが明確になります。

「オフィスの床面積」を解放。キャビネットが占領する坪単価(家賃)の無駄を削る

書類が詰まったキャビネット1台が占有する床面積は、周囲の作業スペースも含めると約1平米(約0.3坪)になります。都市部のオフィスであれば、キャビネット数台をなくしてスキャンデータ化するだけで、年間で数万〜数十万円規模の「場所代(家賃コスト)」を削減できる計算になります。オフィス移転やフリーアドレス化のタイミングであれば、さらに説得力のある稟議材料となります。

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