なぜ「100年後にも残るデータ」を考える必要があるのか
デジタル化が進んだ現代では、「データは半永久的に残る」というイメージを持たれがちです。しかし実際には、データそのものよりも**「それを読む手段」が失われるリスク**の方が大きな問題となります。
過去を振り返ると、フロッピーディスクやMOディスク、独自形式のワープロ文書など、保存されていても今では簡単に開けないデータが数多く存在します。
企業や自治体が保有する契約書、設計図、研究記録、文化資料などは、数十年、場合によっては100年以上の保存が求められます。
こうした背景から、「今使えているか」ではなく、「将来も使えるか」という視点で、データとファイル形式を選ぶ重要性が高まっています。
今回は、100年後にも残るデータ、長期保存についていくつかご紹介します。
長期保存に求められるファイル形式の条件
長期保存に適したファイル形式を考える際、重要なポイントはいくつかあります。
まず挙げられるのが、仕様が公開されていることです。特定の企業やソフトウェアに依存した独自形式は、その製品が廃れた瞬間に“読めないデータ”になる可能性があります。
次に、広く普及していることも欠かせません。利用者が多い形式ほど、将来にわたって閲覧・変換ツールが残りやすくなります。
さらに、再現性と劣化の少なさも重要です。保存と閲覧を繰り返しても、内容が変わらない形式であることが、長期保存では大きな価値を持ちます。
文書データに適したファイル形式
文書の長期保存で代表的なのが、PDF、特にPDF/Aです。
PDF/Aは長期保存を前提に設計された規格で、フォントの埋め込みや外部参照の禁止など、「将来環境が変わっても同じ見た目で表示できる」ことを重視しています。
WordやExcelなどの編集可能な形式は、日常業務には便利ですが、バージョン差異やソフト依存の問題を抱えています。そのため、最終成果物として保存する際には、編集性よりも再現性を優先した形式に変換しておくことが望ましいとされています。
画像・図面データに適したファイル形式
画像データの長期保存では、非可逆圧縮を避けるという考え方が基本になります。
JPEGは一般的ですが、保存を繰り返すことで画質が劣化する可能性があり、長期保存には不向きな場合があります。
その点、TIFFやPNGといった形式は、画質の再現性が高く、アーカイブ用途で採用されることが多い形式です。
特にTIFFは、博物館や公文書館などでも利用されており、「原本性」を重視する場面では有力な選択肢となります。
図面スキャン・電子化のお悩み解決致します!
お気軽にご相談下さい!
ご相談・お見積りは無料です! 物量が多い場合は、
現地見積にお伺い致します!
019-643-8481
電話受付時間 9:00~18:00
( 土日祝除く )





